10話 3人目の参加者 作者べりやん 真中は、大草に連れられて屋上に向かった。 真中は、この学校が屋上に入れることは知らなかった。 屋上にでると 大草が真中を少し睨んでから言った。 大草「俺・・西野と付き合うことにしたんだ・・」 真中(えっ!?) 真中は、ショックを隠しきれなかった。 真中「西野が・・お前と・・?」 大草は、真中の顔を見てこいつも西野が好きなんだな・・・・っと思った。 大草「それだけだから・・・」 大草が真中とすれ違うとき ボソッと 大草「・・西野が本当に好きなら俺からとりかえしてみろよ・・・」 大草は、出て行った。 真中は、その場に座り込んだ。 真中「にっ西野が・・?」 真中は、まだ信じられずにいた。 真中の頬に一粒涙が流れた。 真中は、次の授業をサボり屋上で泣き続けた その頃、大草は・・・ さつきのもとに向かっていた。 さつき「あれ〜?真中どこ行ったんだろ?」 さつきは、真中を探していた。 さつき「ったく!どこ行ったのよ〜!!」 大草「・・俺知ってるよ」 さつき「!?おっ大草君だっけ・・?ありがとう、っで真中は、どこに・・」 さつきは、大草の不気味な笑みに少しおびえた。 大草「その前に話があるんだけどいいかな?」 大草は、さつきを校舎裏に連れ出し そして、つかさとのゲームのことを話した。 大草「・・・・ってことなんだ。」 さつき(西野さんも真中こと・・・) さつきの目が変わった。 さつき「なんで・・あたしにそんな話、話すの?」 大草「・・君真中のこと好きだろ?」 さつき「それが何よ!」 大草「だからだよ・・・」 さつき「・・・?」 大草「俺は、西野が好きだ。だから、俺の物にしたい・・ でも、西野は真中がまだ好きだ・・。意味分かるよな・・?」 さつき「・・・あたしと組むわけ?」 大草「ピンポーン。ゲームに参加する?」 さつき(ゲームに参加したら・・敵が1人減る・・。 でも・・真中を騙すことに・・! でも・・真中が好き!あたしだけを見てほしい! あたしだけに・・優しくしてほしい・・・) 大草「返事は・・?」 さつき「・・やるわよ。やってやろうじゃない!」 大草「決定だな。真中は、屋上にいるぜ」 大草は、教室戻りさつきは、屋上に向かった。 真中は、屋上で大の字で寝転んでいた。 真中(はぁ〜・・。) 真中がつかさを思い出していると・・ さつき「まぁなか!」 真中「うわっ!」 真中は、飛び起きた。 真中「なんだよさつき」 さつき「真中・・泣いてたの・・?」 真中「なっ泣いてなんかねぇーよ!」 さつき(西野さんのことそんなに・・) さつきは、焦っていた さつき「・・真中こっち向いて・・?」 真中「あっ?なんだよ、」 さつきが・・・ 突然真中の唇に優しく触れた・・ 真中「!?ちょっ!さつき!」 ドンッ! 真中は、さつきをつい突き飛ばしてしまった。 さつきが悲しそうに真中を見つめた。 真中は、つかさのことでいっぱいで傷ついている 今の自分にいきなりキスをしたさつきがなぜか許せなかった。 真中「・・なんで、いきなり・・悪いけど・・・ 今は、そんな気分じゃないってか・・・ 今のキスなかったことにするから・・じゃあな・・」 真中は、逃げるように早々と出て行った。