14話 なんで・・・ 作者べりやん 大草(なんで・・俺いつもは・・こんなんじゃないのに・・クソッ!) 大草は、自分らしくない行動をして、つかさを傷つけ悔やんでいた。 大草(・・なんで俺こんなに熱くなってるんだ?もう少し落ち着けよ!) 大草は、自分に言い聞かせた。 天地「・・綾さん・・。ここは2人だけにさせてあげましょう・・」 綾「・・えっえぇ・・・。」 天地が気をきかせ、綾を連れて先に帰った。 真中は、つかさの涙を思い浮かべていた。 真中(なんで西野泣いてたんだ・・?大草と付き合ってるんだろ? 西野イヤそうだった・・。 大草は、なんか初めて会った人みたいだった・・。 あんな大草見たことない・・) 真中は、大草を見つめた。 大草は、自分をおだめるように下を向き目をつぶっていた。 真中「・・大草・・お前・・西野が好きなんだろ・・?」 大草「・・当たり前じゃなんか・・こんなに好きになったのは、初めてかもしれない・・。」 真中「大草・・お前がこんなに必死になってるの初めてみたぜ・・・ お前の西野に対しての気持ちは、わかった」 真中が大草に近寄った 真中「でも・・!西野を傷つけるようなことはするな! 今のどっからどう見たって・・西野傷ついてたぞ! お前・・彼氏だろ!ちゃんとしろよ! ・・なんかいつものお前と違うよ・・いつものお前に戻れよ・・」 真中の言葉に大草は救われたような気がした・・。 大草が立ち上がり真中の顔を見た。 大草「・・真中ありがとう・・なんか俺ってたのかな・・。 はぁ〜・・・。 俺、西野に謝ってくる ・・なんかさっきの自分がバカみたいに思えてきた・・。」 大草は、そう言うと西野の家に向かった。 真中(これでよかったんだよな・・・) 真中は、家に帰った。 大草は、つかさの家に走っていた。 はぁ・・はぁ・・・! しかし、つかさの家に行ってもつかさはいなかった。 とりあえず大草は、なんとなくあの場所に向かった。 つかさ(はぁ〜・・。あたし・・イヤだからって泣いたりして・・・ ずるいなぁ〜・・。) つかさは、公園のベンチに座っていた。 ザッ・・ つかさ(んっ?) つかさが顔をあげると少し息が荒い大草が立っていた。 つかさは、つい下をむいた。 大草「西野・・さっきは悪かった・・俺・・なんか焦ってた・・・。 早くしないと真中にとられるって思ってた・・。ごめんな・・」 つかさ「・・・・別にもういいよ・・見られたもんはしょうがないしね・・」 大草「西野・・。」 つかさ「ってかあたしもなんか態度悪かったかも・・ごめんね・・ あたしたちさ・・・・友達みたいに付き合えばいいんじゃないの? その方がなんか話しやすいし・・」 大草「あぁ・・そうだな・・。そこから始めるか!」 つかさ「うん!それじゃあ、家まで送ってもらおうかな〜?」 大草「んじゃあ、送ってやるよ。そこで待っててチャリとってくるから」 つかさが大草に少し気を許し、大草もいつも通りに戻った。 つかさと大草の関係もとりえず、1歩進んだ。