16話 転校生 作者べりやん 中に入ってきたのは、 赤茶色の毛で、髪を立てている男だった。 ザワザワ・・。 黒川先生「はい!静かに!え〜っと、 京都から転校してきた斎藤 烈火(さいとう れっか)君だ!はいっ、自己紹介して」 烈火「え〜・・はじめまして斎藤 烈火です。なんか微妙な時に転校してきたんやけど、仲良くしてください」 黒川先生「よし、それじゃあ・・。斎藤の席は、真中の後ろだ。真中!手上げて!」 真中「・・・はい・・」 真中が手を上げると烈火が席に移動した。 烈火「君、真中って言うん?」 真中「えっ・・ああ・・」 烈火「俺後ろやし、よろしくなぁ〜」 真中「あぁ、よろしく」 真中(なんかこいつ・・不思議な目をしてるな・・・。) 烈火の目は、ずっと見つめられると吸い込まれそうな気がした。 そんなことを考えてる間に 1限目が始まり あっというまに休み時間がきた。 『起立、礼。』 真中が顔を上げたとき皆が烈火のところに向かっていた。 「ねえねえ、京都のどこから来たの?」 烈火「う〜ん?京都から〜大文字とか近かったで〜」 「なんで転校してきたの?」 烈火「父さんの仕事の関係で引っ越してきてん」 などと言う会話を繰り返していた。 真中は、外村のところに逃げ出していた。 真中「はぁ〜あいつすごい人気だな〜」 外村「そうだな〜まぁはっきし言ってあいつ普通にカッコイイからな〜」 真中「だな〜・・・。」 外村「そうだ!あいつ俺のホームページに載せようかな〜」 外村が怪しげな笑みを浮かべている 真中「えっ!男だぞ?」 外村「人数増やすために男も入れたら女がいっぱい来るし そうだ!大草も乗せよう!あれだったら真中も乗せてやってもいいぜ〜」 真中「バカいうなよ!」 外村「冗談だって!んじゃあ、放課後いつを映研に入れるか!」 真中「?なんで?」 外村「そんなの決まってるだろ、あいつが入ったら映画がもっと華やかになると思うぜ。」 真中「!?確かに・・。よし!絶対あいつを映研に入れてやる!」 真中は、燃えていた・・。 外村(ってのは嘘でただたんにホームページに載せるための情報集めるだけなんだよな〜ウシシシ・・・) あっという間に放課後・・・。 真中「おいっ!斎藤!」 烈火「あっ?なんや?」 真中「(ビクッ)おっお前どこの部活に入るんだよ?」 烈火「俺?そうだな〜・・。どこにも入らず助っ人すると思うで〜」 真中「そんなこと言わずに映研に入らないか?」 烈火「映研?」 真中「あぁ!入れよ!お前がいたら絶対おもしろくなる!」 烈火「・・くく・・ハハハハハハ!」 真中「!?なっなんで笑うんだよ!」 烈火「映研やって?俺が?冗談言うなや」 真中「冗談なんかじゃない!」 真中の気迫に少し烈火は、ビックリした。 そして、少し頭をかいて 烈火「・・・笑って悪かった。すまんな。 でも、俺は体動かしてるほうが好きやし、映研は俺にあわへんわ、」 真中「そういわずに入れよ!」 烈火「・・・絶対おもろなる?」 真中「えっ?」 烈火「俺が入ったら絶対おもろなるか?」 真中「あぁ!絶対おもしろくなる!」 烈火「なら入ったるわ・・。」 真中「まじで!?ありがとう!」 烈火「でも俺は、助っ人頼まれたら行くしなそこだけよろしく」 そうして、1人人数が増えた・・・。 2人は、映研の教室に向かった。 ガラガラ・・ 綾「真中君、遅かったのね。あら?その人は?」 真中「ああ、こいつは斎藤 烈火今日転校してきたんだ」 烈火は、綾にお辞儀をした。 綾もつられてお辞儀をした。 そしてしばらくの間、烈火にどんなことをするのか説明して次の映画のことを話して帰ることにした。 真中達が下に下りて靴を履いていると。 唯「じゅんぺ〜!早く!早く〜!」 唯が真中を待っていた。 真中「!忘れてた!ごめん!俺唯と帰るから!又明日な」 真中は、映研の皆と別れ、無邪気に笑う唯のもとに走った。