18話 遊び 作者べりやん 真中「!!??」 真中は、ついその場に身を潜めた。 真中(あつあいつ何してんだよ!わぁ〜どうしよかっかな・・・) 真中がとりあえずこの場から逃げようと思いしゃがみながら進んでいると 真中の足が戸に当たってしまった。 ガタッ、 烈火「!?・・誰や、隠れてないで出てこいや。」 真中は、(うわぁ〜!!どうしよどうしよ!!) っとパニクッていた。しかし、 とりあえず逃げてもなんだからそ〜っと立ち上がった。 真中「おっ・・・俺だよ」 真中は、情けなく言った。 烈火「なんや真中か、ほら、入ってきーや。」 真中「えっ!でっでも・・・」 真中は、烈火のとキスをしていた子を見た。 烈火「あぁ・・恵(めぐみ)ちゃんごめんやけど又、明日な」 恵「うん。じゃあね」 そうして、女の子は教室から出て行った。 真中「・・・あの子烈火の彼女・・・?(転校したてなのに手早いな・・)」 烈火「ん〜?ちがうで?」 真中「えっ!!だって今キッ、キスしてた・・・」 烈火「あぁ〜あれは、あの子が勝手にしてきたんや」 真中「!・・・それでしてたのか・・?」 烈火「うん。断ったら可哀想やん。俺優しいからな〜」 真中「だっだからって来たら誰とでもやるのかよ!」 烈火「キスくらいいいやんか、本気ちゃうからね、遊びや遊び。」 真中「そんなの彼女できたら信用されなくなるぞ」 烈火「・・・・・いいねん、彼女とか・・・・・しばらく作る気ないし・・・・」 真中「えっ?」 烈火を見ると悲しそうに夕日を見つめてた 真中「・・・とりあえず、皆待ってるから映研の教室に行くぞ」 烈火「お前聞きたくないんか・・・・」 真中「えっ?・・・・・別に、無理に言わなくていいし・・・」 烈火「アホか!!!」 真中「なっなんで怒るんだよ!」 烈火「こういう時はな! 「どうしたんや?俺でよかったら相談のろか?」 みたいに話し掛けるんや!わかってないの〜」 真中「・・・・どうしたんだよ・・・」 烈火「ふん!話したくないわ」 真中(なら言うんじゃねーよ!!!) 烈火「ってのは、冗談で話したるわ、俺の切ないラブストーリーを」 ガラガラ、 外村「おい真中〜遅いぞ!何してんだよもう、部活終ったぞ」 烈火「ちぇ〜いいとこやったのに・・・んじゃあ又、今度話したるわ。帰ろか〜、」 烈火は、今までなんもなかったように鞄を持ち部屋から出て行った。 外村「?なんかあったのか?」 真中「イヤ・・・別に何もなかったよ(ってかキスしてたとか言えないし・・・。)」 真中と外村も教室から出た。 さつき「真中〜烈火と何してたのよ〜?」 烈火「なんや?やっぱり俺に興味あるんか?」 さつき「(ムッ)違うわよ!あたしは、真中に言ってるの!」 烈火「うわっ!キツ!もうちょい軽く言ってくれや、傷つくわ〜」 さつき「傷ついとけ!」 烈火「まぁまぁ!同じクラスで席も近いんやしもうちょい仲良くしよ〜や!悪いなら謝るし、なっ?」 さつき「わかったわよ、・・ってかなんでくっついてくるの?」 烈火「それは、俺がさつきちゃんのこと好きやからやね」 さつきの顔が赤くなった。 さつき「!!!ばっばか言わないでよ!冗談でしょ、」 烈火「それは、どうやろな〜?」 さつきをちゃかすような笑顔で答える さつき「もう!からかわないでよ!」 烈火「ごめんって!許して〜や、さつきちゃん」 さつき「はぁ〜なんかあんといると疲れる・・・。」 真中「あ〜それわかるかも」 烈火「うわっ!真中まで俺をいじめるんか!綾ちゃんどう思う!?」 綾「えっ!・・・えっと・・・」 綾は、いきなり振られたのでそのまま考え込んでしまった。 烈火「綾ちゃん、そんなに悩まんでええで!談なんやし気楽に行こうや」 綾は、少し顔を赤くしうなずいた。 いろいろ盛り上がってるうちに1人、また1人別れ 真中と綾だけになった。 真中「東城、烈火と話すとき緊張してんの?」 綾「えっ!・・やっぱりわかる?」 真中「なんか顔赤くなってるからなんとなく・・・」 綾「はぁ〜・・あたしあーゆうタイプ苦手なんだよね・・。」 真中「そうなんだ。でもあいつ話しやすいしすぐなれるって!」 綾「うん・・・少しずつ頑張ろうと思うんだ・・・ 真中君もし、話とかがつまってたらもしよかったら・・・助けてくれない・・・?」 真中「おっ俺でよかったら助けるよ!」 綾「よかった〜」 綾の表情が優しい笑顔に変わった。 真中は、それを見て幸せになった。 俺が東城を守ると東城が笑顔になるっと錯覚したのだろうか・・・。 綾に対しての気持ちが久しぶりに胸の奥で溢れた。