2話 メルアド 作者べりやん 真中は何も言わず部屋に戻った。 部屋に戻ると唯の服がベットの上に脱ぎ散らされていた。 真中は、とりあえず唯の服をベットの端にかためて置いた。 そして、真中は晩御飯まで少し寝ることにした。 「・・ゅ・ぺ・・!」 真中の上でなにか騒いでる 真中「・・・あっ〜??」 真中が目を覚ますと真中の上に唯が乗っていた。 唯「ちょっと淳平!!早く起きて起きて!お鍋冷めちゃうじゃん!」 真中は、寝ぼけながらリビングにむかった。 そこには、カキがてんこもりの鍋があった 真中は少しひいてしまった・・。 そして、てんこもりのカキを食べ終えてその1日は幕を閉じた 次の日 真中は、少し早めに起きて外に出かける準備をしていると 真中母「あら、淳平どこに行くの?」 真中「ビデオのテープを買いに行くんだよ」 真中母「それじゃあ、あんたもう高校生なんだから、ついでに携帯買ってきたら?」 母は、そう言って携帯代を真中に渡した。 真中は別に携帯とかどうでもよかったが あったら便利かな・・っと思いお金を財布に入れ出かけた。 真中「いってきまーす」 30分後─── 目的地に到着した。 真中はとりあえずテープを買いに店に入った。 すると 店の中に ある人がいた。 真中は、動きが止まってしまった 目に前にいたのは つかさだった。 つかさ「・・・じゅん・・ぺいくん・・?」 つかさもビックリした様子だった。 少したって・・やっと真中の口が開いた。 真中「西野・・なんで・・ここに・・・?」 やっとでた言葉がこれだった。 頭の中では「西野!久しぶり!」とか「元気だった?」など考えていたのに 一番聞きたい本心がでてしまった。 つかさは、呆然とした顔から笑顔に変わった。 つかさ「はぁ〜・・こんな所で淳平君に会えるとは思わなかったからビックリしちゃったじゃん!」 真中「おっ、俺だってこんなところで西野に会うとか全く思ってなかったよ」 真中の顔が少し笑顔になった。 つかさ「あたしは、学校でちょっとした行事があってそれに使うフィルムを買いに来たの ・・・・淳平君は?」 真中「あっ・・俺はビデオカメラのテープを買いに来たんだ」 2人は、少しその場で話して買う物を買い、店を出た。 真中と西野は、いろいろ話しながらどこに向かうのかもわからずとりあえず歩いた。 横を見るとつかさが笑顔でいろいろ話している、 内容は「学校の先生が、鬼ババで・・」とか「この前トモコが・・」とか学校の話が多かった。 真中は話を聞いているふりをして ずっとつかさを見つめていた 真中(西野・・・。しばらく会ってないけど変わらないな・・・ やっぱり可愛いな〜・・・この子が俺の彼女だったんだ・・・。) っとつかさを見つめながら考えていた、 つかさ「・・・淳平君。人の話聞いてる?」 真中の目の前につかさの顔がいきなりアップで映ったのでとまどってしまった。 真中「あ・・あぁ〜ちゃんと聞いてるよ。」 つかさ「嘘だ〜ずっとボーっとしてたくせに」 つかさがべーっと下を出した。 つかさ「本当は、どこ見てたの?」 そう聞かれて真中は本当のことを言おうと思ったが フッと綾とさつきの顔が浮かんだので胸にしまった。 真中「え〜っと・・。あっ!アレ見てたんだ!」 真中が指さしたものは携帯売り場だった つかさ「ふ〜ん・・。ホントかな〜?」 つかさはニヤッと笑った。 真中「ホッ、ホントだよ!俺今日携帯も買いに来たんだ!」 つかさ「そうなんだ〜・・ねぇ!今買うよね?」 真中「えっ・・うん。今買うけど・・」 つかさ「んじゃあ、買うの手伝ってあげる!ほら!淳平君!早くいこ!」 つかさは、そう言うと真中の手を引っ張って店の中に入った。 1時間いろいろ考えてつかさと同じ機種を買った。 帰り道、2人はブラブラしてたのでもう時間は5時を回っていた。 つかさ「今日は楽しかったな〜又遊びにいきたいね!」 真中はつかさの笑顔に答えるように笑顔で答えた。 真中「そうだな〜携帯も買えたし!たのしかったな」 その言葉につかさが反応した。 つかさ「そうだ!淳平君メルアド教えてよ!」 少しドキッとしてしまった 真中(教えるってことは・・・・これからも西野に会えるんだよな・・?) そうして二人は、メルアドを交換した。 つかさ「・・ne.jpっと!これでよし! ・・・あたしが一番だね」 真中「えっ?」 つかさ「ううん。何でもない。それじゃあ、あたしこっちだから!バイバイ」 つかさはそう言うと走って帰って行った。 真中の頭の中は、つかさの最後の言葉、 『・・あたしが一番だね』 でいっぱいだった