24話 昼飯 作者べりやん しかし・・・40分経ってもまだ出来ない・・・ 真中は、かなり心配だった。 真中(いくらなんでも遅いだろ・・・もしかして・・・ガスが漏れて倒れてるんじゃ・・・) その光景を頭の中で想像してしまった・・・ 真中は、焦ってベッドから起き上がり戸を開けた。 真中「唯!」 唯「うわぁ!ビックリしたな〜いきなり開けないでよ!」 真中「・・ふぅ〜・・よかった・・」 唯「何が?」 真中「いっイヤ別に・・・飯は?」 唯「そうそう!出来たから呼びに来たんだ」 リビングに行くと少しこげた焼き飯が置いてあった。 唯「少し焦げちゃったけど味は、おいしいはず!」 真中(はずかよ・・) 烈火「いっただきま〜す!」 烈火は、既に焼き飯を口に運んでいた。 パクッ 烈火「う〜ん!上手いで〜!」 烈火の手が進む。 それを見て真中も1口食べた。 唯「どう?」 真中「なんか・・・普通にうまい・・」 唯「やった〜!さすが唯だね」 烈火「ふぅ〜ごちそうさん!」 真中「えっ!!」 5分も経たないうちにお皿いっぱいの焼き飯を完食していたので、ビックリしてしまった。 烈火「早く食べんと皆来てしまうで」 真中「おっおう!」 真中もすごいスピードで食べ終わった。 真中「ふぁ〜・・・苦しい・・・」 烈火「一気に食べるさかいやろ」 真中「お前が食えって言ったんだろ!」 烈火「そうやったっけ?」 真中「・・・もういい・・」 真中は、お腹がいっぱいで苦しかったので文句を言う元気を失った。 リビングでくつろいでいると ピーンポーン 真中「おっ誰かな?」 真中の足が素早く玄関に向かった。 真中「はーい」 ガチャッ さつき「やっほ〜真中」 ドアを開けたらさつきを先頭に綾、小宮山、外村がいた。 唯「いらっしゃ〜い!!」 唯が真中の横から顔を出した。 唯「とりあえず入りなよ」 全員「おじゃましま〜す」 真中(なんだよ・・・俺が言いたかったのに・・・) 皆は、真中の部屋ではなくリビングに座った。 さつき「ねぇ、なんで今日は、真中の部屋じゃないの?」 真中「リビングの方が広いだろ?」 さつき「そっか〜」 真中(唯のパジャマとか制服がかけてあるから入れられないんだよな・・・) 外村「ってか何で烈火俺たちより早いんだ?」 烈火「俺ちょっと真中に話があったから早めに来たんや」 さつき「話って何?」 烈火「あんな、真中が・・・・」 真中「わぁ〜!!烈火!俺たちの秘密だよな!」 真中は、3人好きなこと、烈火の嘘話を真剣に信じていたことを言われたくなかった。 さつき「え〜いいんじゃん聞かせてよ!」 真中「ダメダメ!」 さつき「ちぇ〜」 外村「あれっ?つかさちゃんは?」 綾「そういえば・・西野さんに時間言ったの?」 真中「あぁ、ちゃんと帰り道言ったぜ」 小宮山「それならそろそろ来る頃かも(ワクワク)」 綾「それじゃあ、西野さん来るまで何してようかしら?」 唯「はいっ!」 唯が元気よく手を上げた。 外村「はい、唯ちゃん」 唯「皆でおしゃべりしとこーよ!」 真中「普通じゃん」 さつき「いいじゃん、どうせ半分はそのつもりなんだしね」 そうして、皆はつかさが来るまで楽しくおしゃべりをすることにした。 おしゃべりが始まって30分後 ピンポーン 唯「あっ来た!」 皆で玄関に移動した。