30話   ハプニング  作者べりやん

 










さつき「お〜い!材料買えた?」





綾「えぇ、買えたわよ」





唯「焼き肉〜!」






つかさ「それじゃあ、お腹空かして待ってると思うから早く帰ろうか?」






唯「うん!早く帰って食べよ!」








4人は、急いで帰ることにした。

















その頃、男4人は・・・・・・














小宮山「とりゃぁ〜〜!!!このぉ〜〜!!」





真中「なんの!これで終わりだ!!」










       バキュ〜〜〜ン!!!










小宮山「うわぁ〜〜〜!」







ゲームをしていた。











小宮山「くそぉ〜〜!!!5連敗だ〜!」





真中「7連敗だろ・・・」





小宮山「うるさい!よし!もう一回!!」










烈火「あいつら元気やの〜・・・俺は、腹が空いてもう動けへんわ・・・・」





外村「俺はデジカメの画像整理で忙しい。後でおいしい写真撮れそうだな〜」







いやらしい顔になっていく外村








烈火「なぁ?外村、お前好きな人いるか?」




外村「俺?そうだな〜・・・黒川先生かな」




烈火「げっ・・・年上かい・・・」




外村「だってセクシーじゃん。そういう烈火は、いるのか?」




烈火「俺な〜・・・さつきちゃんかな〜・・・」




外村「北大路か〜・・烈火っぽいな」




烈火「そっか〜?」




外村「そうっぽい・・・まぁ、無理だろうけどな〜・・・」




烈火「なんで?」




外村「だって北大路、真中にベタ惚れじゃん」




烈火「・・・・・・わかってるわ・・・」











烈火は、真中を見た















小宮山「あぁ〜〜〜!!!又、負けた〜〜!!!」




真中「小宮山弱いな・・・」




小宮山「くそ〜!もう辞めだ!」






烈火「まぁ落ちつきいや、なぁなぁ?小宮山の好きな人は?」







小宮山「俺?俺は・・・・さつきちゃんかつかさちゃん・・・


           でも、綾ちゃんも・・・・でも、この前公園で会った子も・・・」








烈火「もぉ〜ええわ・・・・・真中は?」




真中「えっ!?」




烈火「真中は、誰が好きなん?」




真中「俺は・・・・・」




外村「そういえば、まだはっきりと聞いたことないな〜」




真中「えっと・・・・・」






真中は、黙り込んだ。












頭の中には、想像通り3人の顔が浮かんだ
















烈火「なぁ?誰なん?」




真中「・・・・3人・・・・いるんだ・・・」




外村「へ〜、東城と北大路とつかさちゃんだろ?」




真中「えっ!?なんで・・・」




烈火「そんなん見てたら誰でもわかるわ!!」








真中の顔が赤くなった。









小宮山「えっ!?俺分からなかった・・・・・」




烈火「っで・・・・誰が一番近いわけ?」




真中「誰って・・・・」











今・・・・俺に一番近い人・・・・・










      俺が・・・一番想ってる人・・・・








真中は、目をつぶった・・・・・









そして、ゆっくり考えた












           最初に浮かんだのは、綾だった・・・






    おしとやかさ、女の子らしさを出す綾・・・・・












      次に浮かんだのは、さつき・・・・・





            積極的で・・・こんな俺のこと・・・一途に思ってくれて・・・













       最後に浮かんだのは、つかさ・・・・







              一番最後に浮かんだのに・・・・一番鮮明に頭の中に映し出された・・・・・
















            俺が・・・今・・・一番想ってるのは・・・・





















真中「俺の・・好きな人は・・・」














       ガチャッ!











唯「たっだいま〜〜!!」







4人が帰ってきた。












真中は、言おうとしていた言葉をすぐさま飲み込んだ。












烈火「おかえり〜」




小宮山「今日のご飯何〜?」




つかさ「今日は、焼き肉だよ」





烈火「焼き肉か〜豪勢やなぁ〜」




綾「野菜切って少し用意するだけだからすぐ出来るよ」





外村「それまで、俺達は、おしゃべりしとこか〜なぁ?真中」







真中「えっ!?あっあのさぁ!買って来てくれたんだから用意くらい手伝わないと!」











真中は、そういうと逃げるように台所に向かった。











烈火「ちっ!逃げられたか・・・・」















真中「にっ西野!俺手伝うよ!」




つかさ「えっ?別にいいよ。野菜切るだけだし」




真中「え〜と〜。それ手伝うよ!ってか手伝わせて!」




つかさ「そう?そこまで言うならいいけど・・・」




真中「ありがとう!」





つかさ「指切らないでよ〜」





真中「大丈夫だって!」













トン・・・トン・・・トン















          ザクッ!!
















真中「いっ・・・・いってぇ〜!!」






つかさ「バカッ!!言ったそばから何してるのよ!指貸して!」











つかさは、真中の手をとり水で洗った。









綾「真中君大丈夫?」





さつき「真中〜平気〜?」




唯「じゅんぺ〜大丈夫〜?」









真中「あぁ・・・なんとか・・・」





つかさ「もぉ〜!おっちょこちょいなんだから〜」





真中「ごめん西野・・・」





つかさ「唯ちゃん救急箱どこ?」




唯「救急箱は・・・・どこだっけ?」




真中「俺の部屋だよ」








つかさ「それじゃあ、淳平君の部屋行くよ!東城さん達、ご飯の用意しといてくれない?」








綾「わかった。西野さんよろしくね」









つかさは、真中の指を握りながら真中の部屋に向かった。














       ガチャッ














つかさ「淳平君、救急箱どこ?」




真中「そこの引き出しの下のところ・・・」





つかさ「ここね?淳平君ベットにでも座っといて」





真中「ああ・・・」










救急箱を取り出し真中の横に座った。












つかさ「消毒するから、しみるかもしれないから我慢してね」















真中「いっ・・・つ・・・」




つかさ「これでよし。そんなに傷深くなくってよかったね」




真中「あぁ・・・あのさぁ・・・」




西野「何?」




真中「西野・・・怒ってる・・?」




つかさ「あたし?怒ってないよ?」




真中「本当?」




つかさ「本当だよ!なんで怒らなきゃいけないの?」









真中「だって・・・さっき・・



    野菜切るの西野に任せとけば、こんなことにならなかったし・・・





                            なんか怒ってる口調ぽかったから・・・・」










つかさ「それは・・・本当に心配したからよ・・・・」




真中「えっ?」




つかさ「本当に心配したら、怒ってるみたいになってるの!」






つかさの顔が少し照れたようになった。









それを見て真中も少し照れた。












真中「ありがとうな」





つかさ「別にお礼なんていらないよ!ほらっ!早く用意しに行くぞ!」




真中「ああ」












真中とつかさが立ち上がろうとした時、










つかさ「キャッ!」








つかさが地面に置いてあった雑誌に滑り、とっさに真中の服を掴んだ。


















真中「うわぁ!」











真中は、いきなりだったので支えることが出来なかった。





















      ドシンッ!



























真中(いてて・・・ん?)




















  目を開けると













          つかさの上に


















            
                                                 倒れこんでいた・・・・