33話 意識 作者べりやん さつき(神様〜!!どうかあたしと真中でありますように!!) 綾(どうしよう・・・・もし真中君とだったら・・・ イヤじゃないけど・・ってか皆の前では恥ずかしいかも・・・) つかさ(キスかぁ〜・・・やっぱり淳平君がいいかな・・・でも、一応大草君と付き合ってるし・・・・・ まぁ、大丈夫だよね・・ゲームだもん!関係・・・ないよね・・) 外村「番号は、7番と5番!」 真中&唯「あっ!!」 さつき「真中と唯ちゃ〜ん?一つ違いならだったらあたしだったのに〜〜!!)」 唯「えぇ〜淳平と〜?」 真中「なんだよ、その言い方」 唯「どっちがキスするの?」 外村「それは、2人で相談してくれ」 2人顔を見合す 真中「唯どっちがいい?」 唯「それじゃ、唯が淳平にするね?」 真中(なんか・・・・不思議な感じだな〜・・・幼馴染とのキスって・・・・) ドキドキ・・・・ 真中(あれ?俺ドキドキしてる?) ふと唯を見た。 つい、唇に芽がいってしまう ドクンッ 真中(ヤバッ!なんか緊張してきた・・・・いつも一緒の部屋で寝てる仲なのに・・・) 唯「いくよ?」 真中「お、おう!」 唯の顔が動いた。 ドキドキ チュッ・・・・ 唯の柔らかい唇が 真中のホッペに振れ、 ゆっくりと離れた。 烈火「ヒューヒュー!」 外村「真中感想は?」 真中「えっ!?感想って言っても・・・・」 ふと唯を見た。 何事もなかったように綾と話している唯。 真中(唯・・・・俺のこと男と見てんのかな〜) 真中は、唯の顔が少し赤くなってるのに気付かなかった。 綾「あっ、もうこんな時間」 時計の針は、10時を回っていた。 綾「あたし帰るね。あんまり遅いと弟がうるさいから・・・・」 さつき「それじゃあ、あたしも帰る〜」 つかさ「あたしも〜」 外村「それじゃあ、俺らも帰るか〜」 皆が帰る準備をし始めた。 小宮山「じゃな〜真中と唯ちゃん」 綾「また明後日ね」 唯「うん!バイバ〜イ」 真中「またな」 バタン 家の中に2人だけになった。 真中「そ、それじゃあもう遅いから寝るか!」 唯「そうだね〜まずお風呂入ってからね」 真中「ああ、唯先入りなよ」 唯「うん。入ってくるね〜」 唯は、服を持って風呂に向かった。 真中「ふぅ〜・・・・・」 真中は、自分の部屋に行きベットに倒れこんだ。 真中(はぁ〜・・・・なんかめちゃくちゃ意識しちゃうし・・・・夜とかどうしたらいいんだよ・・・・。 そういえば・・・・今日ここで西野と・・・アレが・・・・夢じゃなかったら・・・・・・ 俺は、どうしてたんだろ・・・・夢のままいったとして、 西野にあんなこと言われて俺は、どうしたんだろ・・? あのまま好きって言えたのかな・・・・・・それとも、東城とさつきのことを・・・・・・) 真中の脳裏に何かが浮かんだ。 唯だった。 真中(あれっ?唯?なんでだ?今までそんなことはなかったのに・・・・) ガチャッ 唯「はぁ〜いいお湯だった〜淳平も入ってきなよ!」 真中「お、おう」 真中は、いきなり入ってきたので焦った。 真中が出て行くと唯はベットに寝転がった。 唯(はぁ〜・・・さっきは、ドキドキしたな〜・・・淳平なんか焦ってるし、なんかおもしろいや) 真中が部屋に戻った。 真中「それじゃあ、寝るか電気消すぞ」 唯「うん!おやすみ〜」 パチッ 部屋が真っ暗になる。 ドキドキ 真中(・・・・意識して眠れねーよ・・・・) 真中は、唯のほうに寝返りをうった。 すると、外のライトに明かされて 唯の顔がいつもより少し大人っぽく見えた。 一番に唇に目が行った。 ドキン・・・・ さっきのキスが生生しく、蘇る。 真中(・・・・・ヤバイ・・・・意識して眠れない・・・・ 俺なんでこんなに唯のこと意識してんだろ・・・・ さっきから心臓ドキドキいいっぱなしだし・・・俺、唯のことを? そんなわけないよな・・・・) そう言いながらも心臓の音は ずっと収まらなかった。 そうして、夜が明けていった。