38話   映研集合!  作者べりやん

 













朝─────








また、長いようで短い一週間が始まる・・・・・・・







真中は、学校に向かっていた。









真中「はぁ〜・・・なんか先週は、疲れたな〜・・・今週から夏休み入るし・・・俺、体持つかな・・・・・」











そんなことを考えているうちに学校に着き、






あっというまに昼になった。















──13時30分頃──















真中「西野・・・・まだかな〜〜??」









真中は、校門の前でつかさが来るのを待っていた。












あいまに映研の教室を見るとさつきがこちらを苦笑いで見つめていた。











真中(さつき・・・・ずっと見とくつもりかよ・・・・・)























───15分ほど前────














もう、一週間前なので学校は4時間授業。真中達は、映研の教室で皆でご飯を食べようとしてる頃だった。







真中がカバンから弁当を取り出そうとしている時、











〜〜〜〜〜〜♪♪









真中の携帯の音が教室に鳴り響いた。









真中は、焦って携帯を取り出し教室の端の方に移動して携帯を開いた。










真中「・・・・もしもし?」






つかさ『あっ、淳平君??』





真中「西野??」












その言葉に皆が反応したがさつきと綾の顔だけこわばった・・・・・・











つかさ『いきなり電話してごめんね』





真中「あっ、全然大丈夫だよ!!」






つかさ『そう??ってか電話したのは、あたし一応映研の一員じゃんか??


             であたしだけ部活に出ないのもなんだから今から行ってもいいかな?』








真中「えっ!?来てくれんの!?来れるならぜひ来てくれよ!!」





つかさ『よかった〜っで教室何階にある?』





真中「あっ・・・えと、2階の・・ってか言ってもわかんないかもしれないから校門の前で待ってるよ」





つかさ『えっ!?いいよいいよ!!』




真中「いいって!!西野わかんないだろ?」







つかさ『・・・・・うん・・・まぁ・・・』






真中「だろ?だから俺待ってるから」






つかさ『そうだな・・・それじゃあ、お願いしちゃおうかな。それじゃあ、後15分くらいでつくと思うから!又、後でね』 






真中「あぁ、又、後でな」










    プツッ










真中は、満足そうな顔をしていた。







後ろを振り向くと、皆が見ていたのでちょっと引いてしまった・・・・
 









真中「なっ・・・・なんだよ・・・・」





小宮山「真中!!!つかさちゃん来るの!!??」





真中「あぁ、来るよ・・・」






小宮山「やった〜〜!日連続で会えるなんて・・・・今年は、ラッキーだな〜〜〜」









小宮山は、涙を流している








真中が出しかけの弁当をカバンの中に急いでしまっていると









さつき「真中、どこにいくの?」





さつきが半笑いで真中に笑いかけた。








真中「西野を校門まで迎えに行くだけだよ。」




さつき「ふーん・・・そんなこと言って西野さんとどっか行かないでよね〜」




真中「行かないよ!なんの心配してるんだか・・・・」




さつき「べっつに〜」







さつきは、なんだかすねてるようであった。








それに比べて綾は、普通であった・・・・









真中(東城・・・東城は、さつきみたいに思わないのかな・・・・)








逆に冷めている綾に真中は、少し寂しく感じた。









真中「んじゃあ、俺行って来るから」





さつき「真中が変なことしないようにずっと見とくからね」






真中「だから、しないってば!!」




















───それから15分後、現在───











真中は、携帯で時間を何度も確認していた。






真中(もう、15分経ったかな?西野もうすぐ来るかな〜・・・・)








後ろから手が迫ってきていた・・・・









つかさ「わぁぁっっ!!!!」






真中「うわぁ!!!」








つかさが後ろからいきなり押したので真中は、めちゃくちゃ大きい声を出してしまった。







つかさ「淳平君大丈夫?すごい声だったよ?」





真中「あぁ・・・・(ドキドキ・・)だっ、大丈夫だよ」







真中の大きい声に回りに居た人は、不審そうに見ていた。






真中「とっ、とりあえず教室行こうか?」





つかさ「そうだね」





真中とつかさは、教室に向かった。
























     ガラガラガラ・・・・









外村「おぉ!つかさちゃんいらっしゃ〜い」






烈火「ちゃーーーーーーーす!!!」





小宮山「つかさちゅわぁぁぁぁん!」





綾「西野さん、こんにちは」





さつき「ども・・・・」







つかさ「お邪魔するね」






真中「そんじゃあ、とりあえず飯食おうぜ」




烈火「そやな〜俺腹ペコやわ〜」




ギュルギュル〜〜〜・・・っと烈火のお腹が鳴る





皆で机を合わせてご飯を食べながら、台本を皆で読んでみた。















主人公は、烈火



ヒロインは、つかさ



友人Aは、外村



友人Bは、小宮山



友人Cは、綾



主人公を密かに思う人は、さつき



ヒロインを密かに思う人は、真中



ヒロインの妹は、唯のようになった。











真中は、映画に出るつもりは、なかったが人数が合わないため無理矢理出すことにした。




















ご飯を食べ終わった後、皆が珍しく真剣に部活に取り組んでいた。









って言っても外村と小宮山は、さぼっていたが・・・













つかさ「辰則(たつのり)、あたし・・・・辰則に会えて本当によかったよ・・・・」






烈火「弘子(ひろこ)・・・・俺もお前に会えて幸せやで・・・・弘子!!!」






烈火がつかさに飛び掛った!!









真中「こらぁぁ!!!(ボコッ!)」





烈火「いったいなぁ〜・・」





真中「台本に抱きつくなんてないだろ!!」





烈火「チッチッ!真中!!今は、アドリブの世界やで!!」




真中「意味分からないこと言うな!!」








烈火「ちぇ〜・・・」




真中「ったく・・・西野大丈夫か?」




つかさ「うん。全然大丈夫だよ」





真中「ならよかった・・・んじゃあ、次は俺と烈火が話すシーンだな」







つかさ「淳平君」




真中「ん?なに?」




つかさ「喉渇いたから、ジュース買ってくるね」




真中「あぁ、場所わかる?」




つかさ「うん。グランドの横でしょ?」




真中「うん。それじゃあ、烈火!寝てないで続きやるぞ!」


























つかさは、自動販売機の前で悩んでいた。






つかさ(う〜ん・・・・・皆何が好きかな〜・・?)





みんなの分も買っていこうと一生懸命選んでいるとき・・・・








つかさの横に1人並んだ、










つかさ「あっ、先に選んでください」










譲った時、顔を見ると










































            大草だった。