41話   合宿  作者べりやん

 













真中達は、夏休みまでの一週間皆で真剣に部活に取り組んでいた。(1部を除いて)







そして、去年とはなにか違う







夏休みが来た。
















真中「ふぁ〜・・・・・・」








真中は、眠たそうに目をこすり唯と一緒に駅の前で皆が来るのを待っていた。








唯「もぉ〜!淳平だらしないな!!」




真中「うっせぇなぁ〜昨日は、映画の用意してて寝れなかったんだよ!」




唯「映画の用意って別に着替えとか用意してただけじゃん」




真中「俺は、監督だから色々してたんだよ」





唯「ふ〜ん・・・・・あっ、皆来たよ!」









唯がさつきと達の元に走っていった。








真中(ふぅ〜・・・本当は、皆としばらく夜も一緒にいるんだと



                  思うとドキドキして寝られなかっただけなんだけどな・・・・・)














外村「よし!皆いるな、それでは、しゅっぱ〜〜つ!!!」



































───数時間後─────


















真中「あ〜・・・・やっと着いた・・・・」






さつき「もう、ずっと座ってたからおしり痛い!」





唯「唯も〜・・もう来るだけで疲れたよ〜・・・」







烈火「皆そんなこと言うなや!ここは素晴らしい













                            俺の故郷やで!」
















そう、合宿先は京都であった。








綾「よく、京都に来れるだけの部費があったね〜」





外村「去年の嵐泉祭で部費が急激に増えたんだよ」






小宮山「とりあえず、合宿先に行こうぜ〜」








皆は、京都駅からまた、電車に乗りやっと目的地に着いた。



















つかさ「ここに泊まるのかぁ〜」





真中「結構いいとこだな、」







「いらっしゃいませ、外村御一行様ですね?」








さつき「おぉ!なんかかっこいいね!」






真中「馬鹿なこと言ってないでさっさと部屋に行くぞ」























「ここでございます」

















唯「うわぁ〜・・・・・広いねぇ〜・・・・・」







つかさ「こんなところに泊まって平気なの・・・・?」






外村「平気平気!実は、ここ知り合いのとこだから安くしてもらってるんだ」 






皆が荷物を置き、座っていると










綾「ねぇねぇ、すごい景色だよ!」









窓の外を見ると、大文字が綺麗に見えていた。















さつき「うわぁ〜・・・・あたしTVで見てばっかだからちょっと感動したかも・・・・・」








つかさ「あたしも、あっ、こっちから違う字が見えるよ!」







唯「ここすごいね!えっとあれは・・・・・なんて読むの?」







小宮山「あれは・・・・「にょう」って読むんだよ」






烈火「アホ、あれは「妙(みょう)」って読むんや」







小宮山は、すでに違うところを見ていた・・・・












つかさ「そういえば、烈火君って前、京都に住んでたんだよね?」







烈火「そうやで、だいたいここらへんに住んでたから観光案内とかなら俺に任せてや!」





外村「とりあえず、今日は明日に備えて休もうぜ」





真中「えっ!?まだ、昼だぜ!」





さつき「あたしも賛成かも、もうずっと電車に乗ってたからクタクタ〜」








烈火が立ち上がった。















烈火「ほな、俺は地元に行って遊んでくるわ」





真中「俺もちょっと下見に行ってくるかな」





つかさ「それじゃあ、あたし一応ヒロインなんだからあたしも下見行こうかな」






唯「それなら唯も遊びに行く!」






烈火「ほな、俺がいいとこ紹介したるわ」






そういうことで、真中、つかさ、烈火、唯の4人は都の町を探索することにした。



















烈火「そうやな〜映画に使えそうなとこは・・・・・・やっぱ御所とか鴨川とか結構使えそうやな」






唯「唯、皆と花火したい!!」





真中「花火なら映画の中でやるだろ」




唯「だって唯、その場面でないんだもん!」




つかさ「なら、そのシーン撮り終わった後に皆でやらない?」




真中「そうだな、花火なんてしばらくしてないなぁ〜・・・・」












そうこう話してる間に、時間は、過ぎていき・・・・・・
















時間は、4時を回っていた。





















真中「もう4時だな〜帰るか?」





唯「んじゃあ、そこらへんブラブラしながら帰ろうよ!」






烈火「あっ!悪いけど先帰っててくれへん?俺行かんとアカンとこがあるねんか」






つかさ「うん。わかった、晩御飯までには、帰ってきたほうがいいよ」






烈火「んじゃあ、また後でな」








烈火は、ダッシュでどこかに向かっていった。






友達と会うのかな?っと思ったが烈火の顔は、少し悲しげに見えたような気がしたので










友達じゃないことは、直感的にわかった。





















つかさ「淳平君?何ボーッとしてるの?」




真中「えっ?あっ、別になんでもないよ」




唯「ほら!早く行くよ!」























───6時30分─────










小宮山「烈火遅いなぁ〜」






さつき「お腹減った〜・・・」





外村「先食べる?」




つかさ「ちゃんと待っといてあげようよ」





唯「もうすぐ、来るって!」
















        ガチャッ、















烈火「悪い悪い!遅くなってスマンなぁ〜」





唯「ほら、来た」






小宮山「腹減ってしにそうだったぞ!どこいってたんだよ」





烈火「そんなん秘密に決まってるやん!ほな、冷めへんうちに飯食おか」












烈火は、明るく装ってたつもりなのだろうがさつきは、なんとなくいつもと違うと感じていた。