42話 告白・・・? 作者べりやん 次の日から映画撮影が始まり 真中達は、御所で撮影を行っていた。 烈火「弘子・・・お前は、帰ってしまうんか?」 つかさ「あたしは・・・・帰りたくない・・・・でも、ここには・・・・・いられない・・・・・」 真中「弘子、何悩んでるんだよ。お前の居場所は、ここじゃないんだぜ?俺と一緒に家に帰ろう」 映画撮影の真っ只中であった。 このストーリーは つかさが演じる、弘子という女の子が京都のおばあさん家に夏休みの間だけ 遊びに来ていて、そこで烈火が演じる辰則と出会い、恋をしていく単純な恋愛ストーリーである。 真中は、つかさが京都に残りたいなどと言うので迎えに来た弘子を思ってる人である。 外村「カーーーーーーット!!」 真中「ふぅ〜・・やっと終わった・・」 烈火「小宮山!今度こそちゃんと撮れたか?」 小宮山「おう!今度こそ大丈夫だぜ!」 つかさ「小宮山君、淳平君の代わりにカメラマンしてて12回もこのシーンやり直ししたんだよね・・」 真中「あぁ・・・・あいつ、カメラ全部西野しか映ってなかったり・・・・電源いれてなかったり・・・・」 小宮山「まぁ、気にするな!」 真中「まぁ、いいけどな・・・・んじゃあ、次は・・・・・・」 綾「次は、真中君と西野さんの2人きりのシーンよ」 唯「じゅんぺぇ〜!!唯の出番まだぁ??」 唯の出番がなかなか来ないので唯は、綾と2人で遊んでいた。 真中「もうすぐだよ!んじゃあ、いっぺんリハーサルなその次は 烈火とさつきのシーンだから2人で打ち合わせ行って来いよ」 烈火「OK〜さつきちゃんあっち行ってやろか」 烈火とさつきは、少し離れたところに移動した。 さつき「辰則・・・・・あたし、中学の時から、ずっとあなただけを見てた・・・」 烈火「・・・・・・・・・・・・・」 さつき「?烈火?次、あんたの台詞だよ?」 烈火「さつきちゃん演技うまいなぁ!俺驚いたで! さすが去年、ヒロインやったな!俺、今の言葉ドキドキしたで!」 さつき「なっ、何言ってんのよ!」 こんなに自分の演技を褒められたことなかったからさつきの顔は、照れて赤くなっていた。 烈火「照れて可愛いなぁ〜俺さつきちゃんのそいうとこ 大好きやで」 烈火は、優しい,優しい目で言った。 いきなり、好きとか言われたからさつきは、驚きを隠せなかった さつき(えっ!?・・・好きって・・・・でも・・・・・烈火そういうノリあるからなぁ〜・・・) そう思うと少し残念がっている自分がいるのをさつきは、気付かなかった。 烈火の顔が見れなくて、撮影の様子を見たら真中がつかさを抱きしめるシーンだった。 ・・・・・・・・・・・・・ 烈火「・・・・・なぁ、さつきちゃん、真中のこと好きか?」 さつき「えっ!?・・・・・すっ・・・・・好き・・・だよ・・・」 烈火「そっか〜・・・ならなぁ、今、真中がつかさちゃんを 抱きしめてるシーン見てショック受けたか?」 さつき(!?) さつきは、正直言ってショックを受けてなかった。 今ある感情は、烈火と話していてドキドキが止まらないことだけだった。 さつき(あれ・・?あたし・・・・なんでショック受けてないんだろう・・・・? あたし・・・・真中が好き・・・・・・だった・・・・・ もう、あたしの中では、過去になってるの・・・・・・? 今、あたしがドキドキしている相手は・・・・・・ 烈火・・・・・・・・?) その事実に一番さつきが驚いた。 烈火「さつきちゃん・・・・俺、さつきちゃんのことが真剣に好きやで。でも・・・・・」 さつき(・・・・?・・・でも・・・・・?) 烈火「今は、まだ付き合ってくれって言えへんのや・・・・ でも、俺の好きな人はさつきちゃんだけやで! 他に、好きな人がいるわけやないんやけど・・・・ まだ、ケジメがついてへんことがあるねん・・・・・ ケジメがついた時に、またこうやって告白するわ、 今はなんか・・・・ちゃんと俺の気持ちを言いたかったんや」 烈火の顔は、少し辛そうだった。 さつき「うん・・・・ありがとう・・・あたしも少し考えさせてね・・」 さつきは、本当に真中を諦められたのか再度確認をしようと心に決めた。 真中「烈火〜!さつき〜!次お前達の番だぞ!!」 烈火「やばっ!練習出来てへんし!」 2人は、ダッシュで真中の元に走った。