47話   初めから・・・  作者べりやん

 


















 


その頃旅館では、明日の打ち合わせをしていた。







唯「明日花火するんだよね!!」




真中「あぁ、撮影が終わった後な」




外村「今頃、北大路と烈火何してるんだろな〜」















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・














しばし、沈黙が続いた。











真中「・・・そんなことより、明日の打ち合わせしようぜ」






綾「・・・・うん、そうだね」










    ガラッ










タイミングよく、さつきと烈火が帰ってきた。







烈火「ただいま〜」




小宮山「おかえり〜どこ行ってたんだ?」




烈火「ん〜?公園やで」





外村「烈火妙にニヤニヤしてるな」





烈火「まぁな。ってか皆に重大発表するわ」






さつきは、真中をそっと見つめていた。
















烈火「俺、さつきちゃんと付き合うことにしてん」








全員「!?」






小宮山「ほっ・・・・本当!!?」








外村「いつかはこうなると思ったが・・・・まぁ、おめでとう」






唯「お二人さんおめでとぉ〜!」







皆が烈火とさつきを祝っていた。








その中で真中は、1人呆然としていた。









真中(さつき・・・・・・・・烈火と・・・・・




                   そっか・・・・・・・・俺なんかより・・・・





      烈火といるほうが幸せだよな・・・・・・・

















                                 ・・・・・あれ?・・・・なんで・・・・・・)
 












さつき「・・・・真中・・・・」







真中「(ハッ)あ、・・・・さつきおめでとう・・・烈火と幸せになれよ」









真中は、笑顔で答えた。








それを見た、さつきの不安な顔がいっき戻った。









さつき「うん。ありがとうね真中も・・・・・真中も幸せになってね・・・・・」







真中「サンキュー・・・」










そうして、ちゃんとした打ち合わせが始まり明日に備えて寝ることにした。

























────深夜2時過ぎ────








真中「ん〜・・・・・」







真中は、ふと目が覚めた。











真中(・・・・・喉渇いたしジュースでも買いに行くか・・)







1人部屋を出た。














真中(ん〜・・・・何飲もうかな・・・・・




                   コーヒーは眠れなくなるし・・・・・ん〜・・・・・。










   俺・・・さつきと烈火のこと聞いたとき、なんでか・・












                     そんなにショック受けなかった・・・・・











   ・・・・・多分・・・・俺の中で烈火が来た時からこうなるってわかってたんだろうな・・・・・はぁ〜・・・)














真中は、コーラを買って飲みながら部屋に戻る途中





戻る道が真っ暗で気味が悪かったので明るい道から帰ることにした。












真中(さっき寝ぼけてたから、真っ暗なことも気がつかなかったのか・・・)












とぼとぼ歩いていたらすごく綺麗に満月が見える場所があった。









真中「うわぁ〜、綺麗だな・・・」






真中は、窓を開けそこに座り月を見続けた。








真中(こんな綺麗な月が見れるんだったらカメラ持ってきたらよかった・・)










真中がボーッと着きを眺めていると、







1人の足音が聞こえた。









真中は、旅館の人だと思い







真中「あっ、すみません」








頭を下げてあげると







そこに居たのは
























つかさだった。