48話   正直に言ってほしい  作者べりやん

 


















 


真中「西野」








つかさ「はぁ〜・・びっくりした〜まさか淳平君がいるとは



                  思わなかった・・・なんでこんなところにいるの?」








真中「俺は、飲み物買いに行った帰りに月見つけて・・」





つかさ「月?あっ、うわぁ〜すごく綺麗な月だね〜」











つかさは、真中の隣に腰を降ろした。












つかさ「あたしこんな綺麗な月初めて見た・・・」






真中「うん・・・・俺も・・・・」













真中は、月の光に照らされているつかさを見てつかさの方が綺麗だと思った










真中(西野・・・・・いつもは可愛いって思うけど・・・






                 なんか・・・・綺麗だな・・・こんな綺麗な子が







       俺の彼女だったんだ・・・・そして・・・・・









                             今もこんな俺のこと好きでいてくれてる・・・・







       イヤ・・まだわからない・・・・かも・・・・







                       西野からはっきり聞いたわけじゃないし・・・







       それに俺はまだちゃんと返事をしてあげれない・・・・







                      俺には・・・東城だって一応・・・・)

















つかさ「淳平君」





真中「えっ、何?」






つかさは少し思いつめた顔で問いかけた










つかさ「淳平君・・・東城さんのことどう思ってるの?」






真中「!?・・・・・・べっ別に・・・」






つかさ「別に?別にどうとも思ってないの?」





真中「・・・・・・・・・・・」







つかさ「淳平君、正直に言ってほしいな・・・」








真中(俺は・・・・東城のことを・・・・?





                どう思ってるだ・・・?意識はしてる・・・・








    のかな?わからない・・・・好き・・・なのか・・?








                        自分でもわからない・・・でも・・・







         西野には、ちゃんと言わなきゃいけない・・気がする・・・・








                     でも、こんな中途半端なことを言ってもいいのか?









      西野を・・・・西野をまた、泣かせたりしないだろうか・・・・)













真中の中で不安が溢れていた。












     ガタッ










物音につかさと真中は、すばやく反応した。









そこにいたのは















綾だった。















真中(東城・・・・ってかタイミング悪いな・・・・・)









綾「ごっ、ごめんなさい。まさか二人がいるとは・・・」











つかさ「あたしもまさか東城さんが来るとは思わなかった〜








                        ・・・・・・東城さんも座らない?」














真中(!?西野・・?)










その呼びかけに綾は、遠慮したがつかさの目を見てなんとなく座ることにした。













3人は何も話さなかった。

















ただ、ずっと月を見続けた。