50話   友達  作者べりやん

 














綾「そっか・・・・あたしはね・・・」










ドキドキ




       ドキドキ・・・・












小宮山「こらぁ!真中!!綾ちゃんと2人きりで何してるんだよ!」








真中「どわぁ!!なっ・・・なんでお前がここにいるんだよ!」











小宮山「いやな、なんかふと起きて外出たらさぁ〜つかさちゃんがなんかボーっと外見てて



                      俺が『つかさちゃん!!!?どうしたの!?』って言ったんだよ」








真中「ん?何でそんな大袈裟に言うんだよ」








小宮山「だってさぁ〜なんか泣いてたみたいだからさぁ〜男としてほっとけないだろ!」







真中「え?」







小宮山「っでこっち方面から来たみたいだってからな───」











真中(泣いてた・・・?嫌・・・みたいだろ?





                      泣いてたってかぎらないじゃないか・・・!






    でも・・・・本当に泣いてたら・・・また俺のせい?







              俺・・・・・西野が好きだ・・・・・でも、










    こんな泣かせてばっかりで西野を幸せにできるのか?










                            西野を笑顔見続けることはできるのか・・・・?)
















真中の不安は、顔にでていた。












綾「・・・・真中君」






真中「あ、な、何!?」








確実に取り乱していた。












綾「あたしは・・・・・真中君に会えてよかったよ。」






真中「東城・・・?」






綾「だから・・・・なんていうのかな・・・・」










綾の声は、少し泣いているように聞こえた。













綾「・・・・・ずっと友達でいてね」









綾は、いつもの笑顔でそっと微笑みその場を立ち去った














真中「東城?」









真中の呼びかけも虚しく綾はさっさといってしまった。












真中(ずっと友達でいてね・・・・?東城・・・どういう意味だ・・?



                   ずっと・・・ずっと友達に決まってるだろ・・!!)













小宮山「綾ちゃんいっちゃったな〜真中振られてやんの」







小宮山は、嬉しそうに言った。









真中「はぁ?別に振られてなんか・・・・」








小宮山「だって、『ずっと友達で』って言われてたじゃんか」









真中「ん?どういう意味だよ?」







小宮山「お前馬鹿?だから、『すっと友達で』ってことは








                     友達以上にはなれないってことだろ?」










真中「!?そっ、そんなことないだろ!」







小宮山「いや・・・・俺の今までの経験から・・・・・」









真中(こいつの経験はあてにならないな・・・・)










真中「とりあえず、俺寝るから」










真中はそう言い部屋に戻って布団にもぐりこんだ。








綾の『ずっと友達でいてね』の言葉を心に無理矢理閉まって