65話 そんな君が 作者べりやん 外村「撮影終了〜」 さつき「つっかれた〜!」 小宮山「はぁ・・・・セクシーショット・・・・」 結局女子の反論に負けてセクシーショットはなくなったのだ 唯「烈火兄ちゃん一気にヒーローからエロ男に転落したね」 烈火「(ズキッ)いや・・・・あれはな・・・・」 さつき「問答無用!せっかく烈火紳士になったと思ったのに」 つかさ「やっぱ男ってそういうもんなんだね」 2人が呆れて言う 烈火「さっ・・・さつきちゃ〜ん、つかさちゃ〜ん・・・」 ガクリと肩を落とす烈火 すると ギュルギュルギュルルルル・・・・・ 唯「むっ・・・・お腹減った〜!」 腹の虫が鳴き出した。 さつき「お腹減ったって・・・さっき食べたでしょ!?」 唯「唯お菓子食べたからあんま食べれなかったんだも〜ん」 綾「それならあそこにコンビニあるから寄る?」 唯「行く行く〜!肉まん食べる〜!」 外村「俺も夜食買うかな〜」 皆でコンビニに向かおうとすると つかさ「あの〜あたし先帰ってもいいかな?」 烈火「ん?どしたんや?」 つかさ「えっと〜・・・・淳平君が気になるからさぁ」 ちょっと照れたように言うつかさ 烈火「そやな、俺も心配やし俺等が帰るまで面倒みといてやって」 つかさ「うん。ありがと」 つかさは旅館に向かって走り出した。 烈火(恋する女はかわえーの〜) そう思いながらつかさの背中を見送った。 その頃真中は風呂から上がり布団に向かっていた。 真中(東城・・・・・俺謝らないといけないよな・・・・ でも、謝ったら天地が東城のこと言ったのばれちゃうし・・・ 天地むかつくやつだけど東城が幸せになってもらうには必要不可欠だしな・・・ 俺はどうしたらいいんだろう・・・・・) 真中は布団に寝転び、枕に顔を沈めた。 真中(謝った方がいいのか・・・・?それとも東城の気持ちを知らなかったことに・・・・?) 胸が苦しかった。 罪悪感が溢れてきた 寝返りを打つとちょうど足がテレビのリモコンにあたりテレビがついた。 『あたしは、あなたの傍にいたかった・・・でもあたしはあなたの傍にいられないんだよね わかってる。わかってるけど言わせてくれない? あなたが好きです ・・・・アハハハ、馬鹿みたいだよね。振られるのわかってるのに告白してさ〜 あっ、あたしのこと気にしないでね。あたしのせいで2人が別れる方があたしは悲しいからさ・・・・・ やっぱ好きな人の笑顔が一番見たいじゃん? たとえあたしに向けた笑顔じゃなくてもさ。好きなんだその笑顔 好きな人に向けている笑顔がとびっきりに輝いてるよ。本当はあたしにその笑顔を向けて欲しかったけどね』 なにかのドラマだろうか。 真中はその言葉を言っているのがふと、綾とかぶった。 ───『西野さんといたらすごく笑顔が輝いてる。 そういう真中君好きだったよ』──── 真中(東城・・・・・・・・・・) 真中は起き上がってテレビを消した。 真中(東城は、あの時必死でそう言ってくれた・・・・・・ 東城はあの時俺と同じようにケジメをつけたんだ・・・・ 今から謝ったら確かに俺の気持ちは晴れるだろう・・・ でも、それは東城のケジメを踏みにじることになるんじゃないだろうか・・・?) 真中は布団に再度寝転んだ。 寝転んだ瞬間 真中の目の前につかさが現れた。 真中「うおぉ!」 驚いて飛び起きる真中 つかさ「び、びっくりした〜いきなり飛び起き上がらないでよ!」 真中「いや、俺がびっくりしたよ!目の前にいたんだし・・・・」 つかさ「普通に座ってたら淳平君が寝転でそーなったんだろ〜?」 真中「はい・・・すみません・・ってか皆は?」 つかさ「コンビニ寄るんだって、あたしは先帰って来ちゃったんだ」 真中「え、」 真中(もしかして俺のこと心配してくれて先帰って来た・・・?) つかさ「携帯忘れちゃってさ〜もう、携帯が身近にないとなんか落ち着かないんだよね」 ガクッ 真中「あ、そうなんだ・・・」 アハハと愛想笑いをする真中 つかさ「まぁ、淳平君が心配ってこともあったんだけどね」 真中「え?」 さらっと言うつかさにドキッとする。